インターネット事情

IP電話とは?仕組みや固定電話との違い・メリットデメリットを解説


編集部ダイゴ
編集部ダイゴ

こんにちは、「なるほどwifi」編集部のダイゴです。

「IP電話って何?」「IP電話の方がお得と言われたけど変えた方が良いの?」など、IP電話について気になって調べている人は多いとおもいます。

私も、光回線の契約の際にIP電話を勧められてそのまま契約したことがあります。結局得をしていたので良いのですが、知識も無く勧められるままに契約するのは良くないですよね…汗

そこで、今回の記事ではIP電話とは何なのか?やIP電話がおすすめできる人・できない人などに関して紹介していきます。

「IP電話とは何なのか?」「契約すべき…?」などについて、理解できるかと思います。ぜひ最後まで読んでみてください…!

そもそもIP電話とは…?「050」から始まるネット回線を使った電話!

IP電話とは、インターネット通信を行うための言語であるIP(インターネットプロトコル)を拡張したVoIP(Voive over Internet Protcol)を利用した電話のこと!なのですが…

この説明を聞いてもよく分からないですよね…。そこで、まずはIP電話の代表的なサービスや仕組みを簡単に解説していきます!

IP電話とは「VoIP」を利用した電話サービス!

IP電話の仕組み

出典:BIGLOBE公式HP

IP電話とは、インターネット通信を行うための言語であるIP(インターネットプロトコル)を拡張したVoIP(Voive over Internet Protcol)を利用した電話のことです。

IP電話は従来の電話回線と違って、NTTの交換局を通らずにインターネット回線だけで電話をすることができます。そのため、通話料が非常に安い特徴があるんです…!

詳しい仕組みを説明していくと…

IP電話は、電話の受話器から入力された音声信号(声)を電気信号 or 光信号に変換した後にインターネット網を伝って相手の電話機に送ることで通話を実現しています。

アナログ電話と違って「交換局」は存在せず、メールなどと同じルートでインターネット網を通って宛先の電話機と通話を行う事ができます。そのため、アナログ電話のような距離による通話料の増加がないんです…!

IP電話では、VoIP(Voice over Internet Protocol)という機械の言語を使って情報のやりとりをしています。

具体的には、電話機が音声情報→電気信号の変換を行います。その後、VoIPゲートウェイ(IP電話を契約すると貸し出される機器)がVoIPの決まり事に則って電気信号をインターネット回線に流しやすい形に分割します。

分割されたデータがインターネット回線を通じて宛先の家にたどり着くと、相手の家にあるVoIPゲートウェイが分割された電気信号を復元します。

その後、電話機が電気信号を音声情報に復元することで遠く離れた相手とも電話機を通じて通話することができるような仕組みになっています。

IP電話の代表的なサービスは光回線とセットで提供される「ひかり電話」

IP電話サービスの例

  • ひかり電話(フレッツ光やソフトバンク光などの電話サービス)
  • IP電話アプリ(050plus、My050など…)
  • ADSLなどで提供しているIP電話

最近CMなどで耳にすることが多い「ひかり電話」もIP電話の一種です。一般に、光回線を利用したIP電話を「ひかり電話」それ以外の回線を使ったIP電話を「IP電話」と呼ぶことが多いです。

また、スマホでもIP電話を利用できるアプリが増えてきました。通話料が必要になりますが、複数の電話番号が欲しい方などに使われていますね!

インターネット網が発達している現代では、従来のアナログ電話を利用するメリットがなくなってきました。今後はIP電話や、LINEなどインターネットを使った電話が主流となっていくでしょう。

ちなみソフトバンク光などの光回線で使える「ひかり電話」を使うには、ホームゲートウェイという機器が必要になります。詳しくは下記記事も参考にしてみてください。

ホームゲートウェイとは?役割やルーターとの違いなどを解説! ホームゲートウェイとは…?色々な機能を備えた「多機能ルーター」 多機能ルーター「ホームゲートウェイ」の役割 ...

(参考)アナログ電話の仕組みも一応解説!

アナログ電話の仕組み

出典:BIGLOBE公式HP

アナログ電話は、電話の受話器から入力された音声信号(声)を電気信号に変換した後に電話回線を伝って相手の電話機に送ることで通話を実現しています。

電話回線は、全国各地の地下や電信柱に蜘蛛の巣状に張り巡らされています。蜘蛛の巣状に張り巡らされた電話回線の節には「交換局」があります。

受話器をとって電話をかけると、声に対応した電気信号が生み出されて電話回線に流されます。流された電気信号は、まず最寄りの交換局にたどり着きます。

次に、交換局にある交換機が電気信号に含まれる電話番号のデーターを読み取って、電話の宛先の住所に最も速くたどり着ける電話回線に電気信号を流します。

その後、いくつかの交換局を介して電気信号が宛先の住所の電話機に辿り尽きます。そして、電話機が電気信号を音声信号(音)に変換することで遠く離れた相手とでも電話口で喋ることができます。

アナログ電話は距離が遠い相手に電話をかけるほど通話料金が高くなりますよね?<通話料金は、途中で通過する交換局の数で決まっているので距離が遠い相手ほど多くの交換局を介することになり、結果通話料金が高くなるんです…!

「IP電話」「ひかり電話」「固定電話」の料金・品質などの違いを徹底比較!

比較項目 IP電話 ひかり電話 アナログ電話
電話料金
(固定電話)
約8円/3分 約8円/3分 約20円/1.5分
電話料金
(携帯電話)
約18円/1分 約18円/1分 約18円/1分
基本料金 300円
~
500円
300円
~
500円
1,700円
停電時の通話 ×
緊急通報電話 ×
フリーダイヤル ×
通話品質 悪い 良い 良い
使用回線 ADSLなど 光回線 電話回線

「IP電話」と「ひかり電話」で項目を分けました。この表での「IP電話」は、光回線以外を使った時の事を想定しています。

「IP電話」「ひかり電話」「アナログ電話」の違いを表にしてまとめてみました!

IP電話とアナログ電話の大きな違いは「通話料」になります。IP電話は海外など遠くに電話をかけても通話料が一律で非常に安いです。

その他の違いとして、IP電話は停電時は通話できないことや「緊急通報電話」「フリーダイヤル」などに電話をかけることができないという欠点があります。

ちなみに、IP電話の一種である「ひかり電話」の場合、これらの欠点はありません。そのため、ほとんどアナログ電話と同じ感覚で使える上に通話料・基本料共に安く済む優れたサービスです。

IP電話と、光電話・アナログ電話の違いを比較した結果、IP電話は固定回線には向いておらずスマホのアプリなどでの通話料削減を目的に使うのがおすすめだと言えそうです。

自宅の固定回線をIP電話に変えたい場合、光回線を利用した「ひかり電話」であればアナログ電話と同じ感覚で料金も安くできるのでおすすめです。

IP電話のメリット3・デメリット2を徹底解説!

IP電話のメリットとデメリットについて解説していきます。IP電話の利用を検討している方は参考にしてみてくださいね!

IP電話の3つのメリット

IP電話のメリット
  • 通話料金・基本料金が安い
  • 同じプロバイダへの通話が無料
  • 通話の音声品質が高く、安定している

IP電話の代表的なメリットは、3つあります…!基本的には、料金に関するメリットが多いですね!

各メリットに関してパートを区切って詳しく解説していきます。是非参考にしてくださいね!

メリット1:通話料金・基本料金が安い

通話料金の安さはIP電話の大きなメリットです。

県外への通話を3分間かけた場合で比較してみると…IP電話は8円程ですが、NTTの固定電話だと21円程必要になります。

基本料金もかなり安く、500円ぐらいが相場となっています。対して、NTTの固定電話(アナログ電話)は1,000円以上するので、かなり変わってきます…。

IP電話を使うにはインターネットが使える環境が必要ですが、環境さえ整っていればIP電話の利用料は非常に安くなります。

メリット2:同じプロバイダへの通話が無料

インターネットプロバイダの提供するIP電話を契約した場合、同じプロバイダのIP電話宛であれば通話料が無料になります。

「@nifty」や「BIGLOBE」など契約者数の多いプロバイダと契約している場合、IP電話を契約することで通話料が安くなる可能性がありますね。

ただ、2019年の現状では、知り合い同士の連絡なら「LINE」などの無料通話を使いますよね…。昔ならメリット!と言えましたが、最近ではあまり使われませんね。

メリット3.通話の音声品質が高く、安定している(ひかり電話の場合)

IP電話の音声品質は使用している回線に依存しますが、光回線を使った「ひかり電話」の場合、通信品質の高さもメリットとなります。最近のモバイル回線は結構速いので、スマホアプリからのIP通話も安定して使えるでしょう。

ただ、ADSL回線などを使用している古いIP電話は、通話品質がかなり劣ってしまいます…。

IP電話の2つのデメリット

IP電話のデメリット
  • 緊急通報電話が使えない
  • フリーダイヤルが使えない

IP電話の代表的なデメリットは2つです。IP電話をメインに使う方にとって、ちょっと困る内容ですね…。

デメリット1:緊急通報電話(110番/119番など)が使えない

IP電話では「110番/119番」など、緊急通報電話に電話をかけることができません…。

緊急通報電話はNTTの電話の仕組みなので、NTTの回線を通らないIP電話ではかけることができないんです。

ちなみに、最寄りの交番や最寄りの消防署へ直接電話をかけることはできるので、IP電話で警察や消防署に電話する場合最寄りの警察署や消防署に直接電話することになります。

※自宅で使う「ひかり電話」なら使えます!

デメリット2:フリーダイヤルが使えない

IP電話は、フリーダイヤルにも電話をかけることができません。携帯電話と同じ扱いですね…汗

なのでIP電話でフリーダイヤルに電話をかけたい場合、携帯電話と同じように有料の専用番号に電話をかける必要があります。

元々の通話料が安いIP電話なので気になることではないかもしれませんが、デメリットとしては無視できないポイントです。

※自宅で使う「ひかり電話」なら使えます!

IP電話のメリット・デメリットまとめ

IP電話のメリット・デメリットを紹介しました。

簡単にまとめると、IP電話は通話料・基本料金が安い代わりに、緊急通報電話・フリーダイヤルに繋がらないというデメリットがあります。

ただ、光回線を使って自宅の固定電話として使う「ひかり電話」の場合、緊急通報やフリーダイヤルにも対応しています!なので、同じIP電話でも「ひかり電話」の場合はメリットしかありませんね!

上記のデメリットは、スマホアプリなどからIP電話を使う場合に該当するので、使用予定の方は注意してくださいね。

IP電話をおすすめできる人・できない人

上記で解説してきた、IP電話の仕組みやメリット・デメリットを考慮し、おすすめする人・しない人をまとめました。

悩んでいる方は参考にしてみてください!

IP電話をおすすめできる人

IP電話がおすすめできる人
  • 電話をすることが多い人
  • 国際通話をする人
  • 複数の電話番号が欲しい人

IP電話を最もおすすめできるのは「電話をすることが多い」「国際通話をする」など電話の利用頻度が高い人です。

IP電話はNTTの固定電話と比べて通話料・基本料金が安いので、月々の利用料金が驚くほど安くなる可能性が高いです。

また、ビジネスユースなどで複数の電話番号が欲しい人にもおすすめです。

050Plusのようなスマホアプリであれば簡単に導入できますし、安い月額で電話番号を2つもつことができます!

IP電話をおすすめできない人

IP電話がおすすめできない人
  • 電話をあまりしない人
  • 停電などのリスクに備えたい人

IP電話をおすすめしない人は「あまり電話をしない人」です。そりゃそうだろ!って感じではありますが…笑

言い換えると、IP電話も含めて固定電話を持つ必要がなくなった来たので、電話自体が要らないのでは?と考えている方には不要だと思います。※2019年現在

実際、私も自宅に固定電話はありません。携帯番号さえあれば困りませんし、知り合いとの連絡は「LINE」や「Discord」などのアプリを使って無料で済ませています。

複数の番号が欲しい、国際通話をしたい方など、特殊な使い道をしない方にはIP電話は不要かと思います。

IP電話でおすすめのサービス・スマホで使えるアプリを紹介!【2019年版】

サービス形態 料金 おすすめ度
NURO光でんわ ひかり電話 ~500円/月

7.99円/3分
auひかり電話 ひかり電話 500円/月

8円/3分
ソフトバンク光
ホワイト光電話
ひかり電話 467円/月

7.99円/3分
ドコモ光電話 ひかり電話 500円/月

8円/3分
My050 アプリ 無料/月

8.79円/3分
050plus アプリ 300円/月

8円/3分

※通話料は固定電話に対しての料金で、携帯番号に対しては約16円前後の設定が多いです。
※アプリによるIP通話は緊急通報が利用できません。
※上記は全て税抜き表記です。

おすすめのIP電話サービスをまとめました!ADSLを使った古いタイプのIP電話はおすすめ出来ないので、今回紹介していません。

光回線とセットで使う「ひかり電話」が通信品質や機能的にもおすすめですが、上記の料金に+光回線の利用料金も必要となります。

「ひかり電話」のサービス内容を比較してみましたが、ほとんど差がありませんでした。そのため、光回線自体のスペックを見比べて決めた方がいいでしょう。

その場合、おすすめの光回線は「NURO光」です!月額料金が安くて通信速度も速い、人気の光回線となっています。

光回線について詳しくは、「【元販売員が語る光回線の全て!】2019年10月のおすすめを徹底比較!」も参考にしてみてください。

また、スマホでIP通話が利用できるアプリもあります。おすすめは月額料金が不要の「My050」です!ひかり電話と比べて安く使えますが、こちらは緊急通報が使えないなど、古いタイプのIP電話と同じデメリットを抱えています…。

なので、アプリで使うIP通話は複数の電話番号が欲しい方へおすすめです!番号を使い分けたい方は是非検討してみてください。

まとめ

IP電話 まとめ
  • IP電話とはインターネット回線を使った電話!
  • 光回線を利用したIP電話は「ひかり電話」という
  • 通話料・基本料の安さが特徴

この記事では、IP電話について解説しました。

IP電話とは、インターネット回線を利用した電話のことで「通話料が安い」「基本料金が安い」などが特徴です。CMなどで良く耳にする「ひかり電話」もIP電話の一種ですね。

「電話を使う頻度が高い人」「国際電話をする人」などはIP電話を契約することで、通話料が半額以下になる可能性が高いです。

あなたが電話を良く使うのであれば、IP電話の導入は一考する価値があるものです。是非検討してみてくださいね♪


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