【元販売員が語る光回線の全て!】2019年10月のおすすめを徹底比較!

VDSL方式とは?ADSLや光配線方式の違い・ルーターの有無を解説!

VDSL

編集部・那須
編集部・那須
こんにちは!「なるほどwifi」編集部の那須です。

光回線にはVDSL方式以外にも、いくつかの接続方式があるんです!

実は光回線でVDSL方式を利用する多くの方は、以下のような不安を持っています。

「VDSL方式って通信速度が遅いってホント?」
「光回線がいつの間にかVDSL方式になっていた。これって光回線じゃないの?」
「VDSL方式から光配線方式に変更できる方法はないの?」
「VDSL方式ってADSLと関係があるの?」

このページではそんな思いを持っている方の悩みが解決するように「VDSL方式の仕組み」「VDSL方式と光配線方式の比較」「低速な通信速度の解決策」について紹介します。

そもそもVDSL方式とは?光回線には3つの接続方式があることを理解しよう!

実はVDSL方式とは光回線の3つの方式の1つなんです。まずはそれぞれの方式の違いを確認してみましょう。

VDSL方式

光回線の方式 VDSL方式
住宅タイプ 集合住宅(マンション、アパート)のみ
終端装置 モデム VDSLモデムが必要
ONU 不要
ルーター 不要
回線速度(理想値) 下り:100Mbps
上り:50Mbps
自宅までの物理回線 ・光ファイバーケーブル
・電話回線

VDSL方式とは、マンションやアパートなどの集合住宅で使用される光回線の方式の1つです。

光回線VDSL方式
参照:集合住宅の導入工事と配線方式について

通信時に利用される物理的な配線は光ファイバーと電話回線を利用します。電線から集合住宅の共用スペースまでは光ファイバー、共用スペースから自宅の部屋までは電話回線(メタル回線)をそれぞれ担当しています。つまり光回線(光ファイバー)なのに、途中からはADSLと同様に電話回線を利用するんですね!

ときどきVDSL方式とADSL回線と混同する人がいます。その理由は名前が似ていることや、通信経路に電話回線が利用されていることが大きな理由です。

ちなみに、それぞれの名称の一部になっている「DSL」とは、正式名称は「Digital Subscriber Line」で電話回線を意味しています。つまり、VDSL方式(光回線)もADSL方式も電話回線を利用するので、混乱する人が多いんですね!

VDSL方式の終端装置はVDSLモデム(上図ではVDSL宅内装置)を使用します。VDSL方式は共有スペースから部屋までは電話回線で配線されているので、室内のケーブル差込口はモジュラージャック(電話ケーブル差込口)です。モジュラージャックからVDSLモデムまでは電話ケーブルで接続して、VDSLからパソコンなどの通信機器にはLANケーブルで接続することになります。

光配線方式

光回線の方式 光配線方式
住宅タイプ 戸建て
集合住宅(マンション、アパート)
終端装置 モデム 不要
ONU 必要
ルーター 不要
回線速度(理想値) 下り:1Gbps
上り:1Gbps
自宅までの物理回線 ・光ファイバーケーブルのみ

光配線方式とは屋内までの物理回線を光ファイバー1本とする光回線の1方式です。光配線方式は戸建てと一部の集合住宅でされています。

光回線光配線方式
参照:集合住宅の導入工事と配線方式について

通信時に利用される物理的な配線は光ファイバーのみを利用します。つまり、通信基地局から自宅の部屋までの経路のすべてが光ファイバーです。そのため、VDSL方式やLAN方式のように低速な回線と接続しないために通信速度が減速する要素がなく、3つの方式の中で最も高速に通信が行えるのが特徴です。

終端装置はONU(光回線終端装置)です。ONUを光モデムと呼ぶこともあります。光配線方式では通信基地局から部屋までを光ファイバーで配線されていて、室内の壁に設置された差込口は光ファイバー用の差込口(光コンセント)です。さらに差込口からONUまでを光ファイバーで接続して、ONUからパソコンなどの通信機器にはLANケーブルで接続することとなります。

LAN方式

光回線の方式 VDSL方式
住宅タイプ 集合住宅(マンション、アパート)のみ
終端装置 モデム 不要
ONU 不要
ルーター 複数デバイスを利用するなら必要
回線速度(理想値) 下り:1Gbps
上り:1Gbps
※共用スペースのLANケーブルの規格によっては速度が低下
自宅までの物理回線 ・光ファイバーケーブル
・LANケーブル

LAN方式とは光ファイバーとLANケーブルを使用して通信を行う光回線の1方式です。LAN方式はマンションやアパートなどの集合住宅で光回線を利用する際に使用されます。集合住宅の光回線導入件数はVDSL方式や光回線方式に比べて、LAN方式が採用されているケースは少ないです。

光回線LAN方式
参照:集合住宅の導入工事と配線方式について

通信時に利用される物理的な配線は、通信基地局から集合住宅の共用スペースまでは光ファイバー、共用スペースから自宅の部屋まではLANケーブルを利用します。

LAN方式はVDSL方式や光配線方式のように終端装置自体は必要ありません。つまり、部屋の壁にある差込口にLANケーブルでパソコンなどの通信機器を直接接続してしまえば、インターネット通信を行うことができるんです。

ただし、複数台のパソコンを同時に利用する場合にはそれぞれのパソコンをLANケーブルで繋ぐ必要があるので、差込口の1本のLANケーブルをルーター経由で複数本に配線してあげましょう。

それぞれに違いのある3つの配線方式を説明してきました。それぞれの方式の違いとは、通信基地局から自宅までの物理的な通信回線の組み合わせで決まっていたんですね。

続いては、光回線で利用数の少ないLAN方式を除いた「VDSL方式」と「光配線方式」の2つの方式と、「ADSL回線」の速度・特徴・コスパについて徹底比較してみます。

VDSL・光回線・ADSLの違いを徹底比較!

VDSL方式
光回線
光配線方式
光回線
ADSL
ADSL回線
通信速度 下り:100Mbps
上り:50Mbps
下り:1Gbps
上り:1Gbps
下り:50Mbps
上り:5Mbps
物理回線 ・光ファイバー
・電話回線
光ファイバーのみ 電話回線のみ
月額料金 4,050円
※光電話利用はプラス500円
戸建て:5,300円
集合住宅:4,050円
※光電話利用はプラス500円
3,500円前後
※固定電話代含む
新規導入工事費 費用:15,000円
立会:不要
立会時間:なし
費用:15,000円
立会:必要
立会時間:1~2時間
費用:0~80円前後
立会:不要
立会時間:なし
終端装置 VDSLモデム ONU ADSLモデム

VDSLと光回線(光配線方式)・ADSLの一番の違いは速度差ですね。最も高速なのは光配線方式(光ファイバーのみで通信)を使った光回線です。

VDSL方式は同じ光回線でも、通信回線の一部が電話回線を使っているので速度が大きく低下してしまいます。つまり、VDSL方式は電話回線が速度的なネックとなり、十分に光ファイバーの特徴が出しきれていないんですね。

ADSLは自宅までのすべての通信回線が電話回線のため、一番低速な回線です。さらに、ADSLは電話回線をアナログ信号を流すことで通信を行うのですが、電話回線を長距離に渡ってアナログ信号が流れると速度が大きく減衰する特徴もあります。そのため、自宅から通信基地局までの距離が遠いだけで、さらにADSLの通信速度は低下してしまいます。

月額料金は光回線であればVDSL方式も光配線方式も同じ値段です。速度が違うのに少し不思議ですね!ADSLは光回線に比べて550円~1,800円程度安いんです。さらに、光回線にオプションでひかり電話をつければ、さらにその差は500円分開きます。

工事費は光回線では一律15,000円かかるようです。ただし、稀ですが導入する地形や棟内の構造によっては、別途工事費が上乗せされるケースもあります。ADSL回線では、全国に普及しつくしている電話回線を利用しているので、ほとんど工事費はかかりません。それに、マンションやアパートは新規建造時に部屋に電話線が既に引き込まれていることがほとんどなので、自宅への回線引き込み工事も不要です。

終端装置は部屋に引き込まれている配線の種類によって異なります。部屋までが電話回線で繋がっているならモデム(VDSLモデム・ADSLモデム)で、部屋までが光ファイバーで繋がっているならONUになります。

自宅がVDSL方式か判定する3つの方法

実は自宅の光回線がVDSL方式か調べるのは簡単なんです。ここからは契約前・契約済みを問わず自宅がVDSL方式の対象なのかを簡単に調べる方法を3つ紹介します。

判定1.【光回線加入前なら】NTTに電話で確認

パソコンとスマホ

光回線の配線方式についてはサービス導入直前でないと利用者には開示されないため、自宅の配線方式が何になるかは直接NTTに電話で問い合わせましょう。「自宅に光回線を導入予定で、どの配線方式になるか知りたい。」とオペレーターに伝えてもらえれば教えてもらえます。

NTT東&西日本の電話番号:0120-116116

判定2.【光回線加入後なら】自宅の壁のコード差込口を確認

光回線の配線方式 差込口の画像
VDSL方式 モジュラージャック
参照:NTT東日本「Bフレッツ サポート情報」
光配線方式 光ケーブル差込口
参照:NTT東日本「フレッツ光をお申込のお客さまへ ~光コンセントについて~」
LAN方式 LANケーブル差込口
参照:寺田電機製作所「光アウトレット1連(10ヶ入り)」

光回線のインターネットサービスに加入しているなら、自宅の壁に設置されたコード差込口をチェックすることでどの方式か確認できます。

画像は一例で、インターネット接続業者によっては若干形の違う差込口もあります。

判定3.【光回線加入後なら】終端装置(モデム/ONU)の種類で確認

光回線の配線方式 終端装置
VDSL方式 VDSLモデム
参照:NTT東日本「Bフレッツ サポート情報」
光配線方式 ONU
参照:NTT西日本「回線終端装置イメージ」
LAN方式 終端装置はなし

終端装置を確認することでも光回線の配線方式を確認することができます。ちなみに、終端装置とは壁から伸びたコードが接続されている箱型の装置です。

VDSLモデムなら前面や側面に「VDSL」、ONUなら前面や側面に「ONU」と記載されています。

LAN配線方式には自宅内に終端装置を設置しません。そのため、VDSL方式と光配線方式に当てはまらなかったり、直接壁からパソコンにケーブルが接続されていればLAN方式です。

自宅の光回線をVDSL方式から光配線方式に変更できる?

分かれ道

結論から言えば、契約者の都合で光回線の配線方式を変更することは難しいです。

このページを読んでいる方の多くは

「光回線の契約時にVDSL方式が指定されてしまった!高速な方式に変更できないの?」
「現在の低速なVDSL方式から高速な光配線方式に変更したい!」

と考えているのではないでしょうか。実際に光回線の中では低速なVDSL方式が気になっている方は多いんです。

とはいえ、簡単にVDSL方式から光配線方式に変更することはできません。その理由は、下記のとおりです。

  • マンション・アパートの光回線の方式は全部屋共通
  • 光回線の方式はオーナーや管理組合が既に決定している
  • 光配線方式に変更するには設備改修のための工事費がかかる

つまり、管理側の都合でVDSL方式に決めていて、既存の方式から光配線方式に変更することは難しいんですね。

ただし、がっかりするのはまだ早いです!実は自宅の通信回線を光配線方式にしたり、それに近い通信速度を手に入れることは可能なんです。

VDSL方式から乗り換えに最適なおすすめの高速回線サービス

光回線のVDSL方式に不満を感じながら日々を過ごすぐらいなら、光配線方式に近い、または光配線方式よりも高速なインターネット回線を手に入れるのが一番の解決策です。

そこで、現在の光回線VDSL方式から乗り換える候補として、おすすめのインターネット回線を紹介します。

必ず光配線方式となるNURO光

VDSL方式 NURO光
月額 4,050円前後 4,743円
通信速度(理想値) 下り:100Mbps
上り:50Mbps
下り:2Gbps
上り:1Gbps
工事費 15,000円 40,000円(実質無料)
乗り換え特典 ・35,000円キャッシュバック
・設定サポート(訪問サポート)
全国カバー率 95%以上 全国の都市部のみ

NURO光は下り速度が2Gbpsの超高速回線で、加入できさえすれば必ず光配線方式になるんです!つまり、戸立て・集合住宅を問わずに光配線方式を利用できるんです。

ただし、対象エリアが都市部中心のために全国すべてでNURO光に加入できるわけではない点には注意です。NURO光の公式サイトで自宅住所を入力すると、対象エリアかどうかを確認できます。

NURO光の詳細を確認する

NURO光の対象エリア

  • 関東:東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬
  • 関西:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良
  • 東海:愛知、静岡、岐阜、三重

場所を選ばず高速通信ができるモバイルWi-Fi

VDSL方式 Broad WiMAX
月額 4,050円前後 3,411円
(2ヶ月目まで2,726円)
通信速度(理想値) 下り:100Mbps
上り:50Mbps
下り:758Mbps
上り:112.5Mbps
工事費・手数料 15,000円 3,000円
乗り換え特典 auスマホ割
全国カバー率 95%以上 99%以上

モバイルWi-Fi「Broad WiMAX」なら光配線方式近い758Mbps(下り)の速度で通信できるんですね。さらに月額もモバイルWi-Fiが若干安いのも魅力です。

Broad WiMAXの詳細を確認する

地下鉄駅や高層ビルの窓から離れた奥まった場所では電波の届きにくいために、通信速度が極端に遅かったり通信できないことがあります。

まとめ

  • VDSL方式は通信経路の一部で電話線を利用しているため、光配線方式に比べて通信速度が遅い
  • どの接続方式にするかは自分では決められない
  • 通信速度が気になるならNURO光やモバイルWi-Fiに乗り換えるのが良い

光回線とひと口にいっても、集合住宅(マンションとアパート)ではVDSL方式・光回線方式・LAN方式と3つの接続方式があるんですね!

さらに、回線スピードもそれぞれの方式によってかなりの速度差があります。

とはいえ、最も速度の遅いVDSL方式でも10Mbps程度の通信速度が出ることがほとんどなので、オンラインゲームや動画配信サービスの高画質視聴などを行わなければ、それほど気にならないかも知れませんね。

利用者の都合で接続方式を選択・変更できるわけではないので、新たに光回線の導入を検討している方はプロバイダ(インターネット接続業者)から割り当てられる接続方式を事前に確認しておくことをおすすめします。


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